さて,長研関連(1)。
研修の各講義のレジュメとともに,全員に配布された筑波大図さんの資料がありました。
- 『進化する図書館ボランティア:筑波大学附属図書館ボランティアの20年』
- 『筑波大学附属図書館年報 2014年度』(PDF)
こういうのを冊子でいただけるのはありがたいし,やっぱり冊子でつくっておくといいなあと思いました。
年報は,その年度のトピックや特徴的な活動が担当者の手によって文章でまとまっているし,職員の活動(執筆活動や講師・発表等を含む)も記録されていて,統計と分析もあり,とてもよいです*1。
当館は現在,A4裏表三つ折りの概要しか作成しておらず,図書館の活動を伝えられるようなまとまった冊子(にできそうなコンテンツ)はありません。図書館の自己紹介には,やはり「わたくしこういうものです」という顔の見える,図書館も見えて職員も見えるものが必要だと感じました。
筑波大学附属図書館ボランティアグループは通称「図・ボラの会」だそうです。ボランティアのしっかりしたコミュニティが形成されて,多種多様な活動をされています。学生さんのボランティアに入ってもらっている大学図書館は多いですが,地域の住民の方にここまで活動をサポートされて愛されているところはないのではないでしょうか。冊子には,活動内容とボランティアメンバーの方の寄稿があり,誇りをもって大学図書館での活動につとめられていることがわかります。
特色ある活動をこうやってきちんと発信するのはやっぱり大事だなとおもう資料でした。
長研といいながら,筑波大さんのことになりました。。
*1:図書館概要はA4で4ページのものが別にあり。また,詳細な統計は別途ウェブサイトで公開されている。