雨後の

主に備忘録の予定.

小説を読んだ後のmonologueあるいは近況報告

日記や記録といった自分の経験のlogをとることをきわめて苦手として数十年間生きてきました。

毎年,手帳を買ってはほぼ真っ白で終わらせ,諦めて手帳を持たなかった時期を経て

今年はweekyの手帳を買ってスケジュールをメモしつつ(スケジュールアプリも使いこなせず結局紙へ)日常のログを何とか埋めたり埋めなかったり。

 

このブログは2014年12月,図書館総合展の終わった後頃に始めたもよう。

記録をつけることが苦手な自分の過去10年ほどの記述を呻きながら読んだ。うそ。呻いてはいない。残念な人感。ちょうど,機関リポジトリとオープンアクセスからほぼ完全に離れ,泥臭い紙ベースの資料の,法人資産としての処理を主に行う部署に移り*1,出産・育児を経てさらに様々な事象から遠ざかっていく過程がみえる。そして記録をつけなくなった。焦りから大言壮語が増えていること,自分のための記録にもなっていないことも見えて消滅したくなる。

 

 

2023年3月に,21年ばかり働いた大学図書館業界を退職しました。

どうするかなと思っていたところ,運よく,ほぼ切れ目なしに,研究公正と学術ジャーナルに関係するプロジェクトで調査研究要員としてパート雇用していただけることになり,そうこうしているうちに,夏には闘病中の家族が急に亡くなりました。

 

なんしかその場でやれることに場当たり的に取り組んで,しかもlogをよう残さない人間が。ざっくりこの10年強のオープンアクセス・オープンサイエンス・学術コミュニケーション界隈のリアルタイムでの関わりはほぼなく。情報や経験アップデートのための努力もできず,ずっと携わってきたひとたちにはもはや敵わない。

でも携わってきていても結局敵わない部分のほうが厳然として多い。やり散らかすだけで身についていないから。おそらくそのことへの恐怖が残念な人感を一層醸し出している。

そして結局ここに舞い戻ってる。結局,ここを面白いと思っているのではないか,あるいは何かしらこれまでのことを意味づけようとしたいと思っているのではないか,

 

今年度も同じ形で雇用いただけることとなりまして。大学図書館という枠は消え,残ったものは何か,探りつつ,今年度は何かしら表に出ていけたらいいのかなと。自分いくつやねんという突っ込みは敢えてスルーして,各方面からお叱りなり反応をいただけるよう,稚拙ながらのアウトプットをしていけたらと考えられるようになりました。きっかけをくださった友人諸氏に感謝します。

ブログの使い方はしばらく試行錯誤になりそうです。またすぐ書かなくなるかもしれない*2

 

 

*1:ぶっちゃけると,このタイミングで他機関への異動の打診を断っている。家族計画を立てている相談をしたら結果的に断る形になっていた。受けていたらこのテーマから離れることもなかったのかもしれない。そのほかにもタイミングを逃したり遠慮したりしたことがあった。つまりは自分の基本スタンスがおかしい。

*2:この記事も消すかもしれない。