SNSでちらちら話題が出たり,記事をみかけたりはしていたが,紙のプログラム(招待券)をいただいて,初めて今月末からもう総合展だということを知った。
ちょっとびっくりした。
もうそんな時期なんですねえ。
しかも第20回とは,おめでとうございます。
今年も行けないけれど,改めてプログラムを眺めると,楽しい世界が色々あるなあと思う。
データライブラリアンという単語や,図書館でAIとか,ばりばりした感じと,
地域における場としての図書館や読書支援,移動図書館,資料保存などずうっとテーマになっているものと,幅広いのがとてもおもしろい。
(あたりまえだけど)
そしてなんというか,素晴らしい技術,方法論,昔は夢とされていたようなことがたくさん実現してパイロットタイプから当たり前に使うフェーズになっているのだけど,
そういったものが出てきたからといって「夢の図書館」ができあがるというようなことはないんだ,というのが,実際に腑に落ちつつあるのかなあ,という気も,なんとなくした。
結局は人が,自分たちが,どんな世界を構築したいのか,それは図書館という装置を通じて(どう)行うのか,ということに尽きる。
プログラムのどこにもそんなこと書いていないけど。
方針,ポリシー,戦略,なんのためにそれをしているのか。
以前に総合展に出させていただいていたときは,自分のフォーラムと関連のあれこれだけで3日間が終わり,その世界を伝えることでいっぱいいっぱいで,全体を見ることがほとんどできなかったけど,2,3年前に初めて,何の仕事ももたずに純粋に一般参加してみて,ブースも回って別の楽しみを知った。
こちらが興味を持てば,世界は広がる,といった感じ。
そして,まるで世界の中心に図書館があるかのような気持ちになる。
年に1回くらいは,そういう世界を味わっていいとおもう。
そこで知り合いにもたくさんあって,朝から晩までつまらない話から大きな話までたくさんして,
そしてまた現実に散らばって呻吟するのがいい。
そんなわけで行ける人は行ってみよう,図書館総合展。